2019.09.02 スポーツ

【男子テニス】錦織圭 (286/440)

シティ・オープンの初戦となった2回戦でフォアハンドからショットする錦織圭。第2シードの錦織は世界ランキング58位のドナルド・ヤング(米国)に6−3、4−6、7−6で辛勝した=米ワシントン【AFP=時事】 試合終了は午前2時近く。錦織は疲れた表情で、「最後まで危なかったけど、運が良かったところもある」と振り返った。 雨のため試合開始が大幅に遅れた。影響はなかったというが、どこか地に足が着かないようなプレーだった。しっかり構えて打ったのにアウトしたり、ダブルフォールトを連発したり。過去5戦5勝と相性の良かったヤングに思わぬ苦戦を強いられた。 最終セットは第1ゲームで0−30とされたが、粘ってキープ。5−4からの第10ゲームでは二つのマッチポイントを生かせず、結局タイブレークへ。ようやく切れの良いバックハンドの決定打が出て、相手のミスにも助けられ、何とか勝利にこぎ着けた。 3回戦で敗れたウィンブルドン選手権以来の試合は、快勝とはいかなかった。次の相手は過去1勝5敗のデルポトロ。世界ランキングは32位で、けがから復帰後は以前ほどの強さを見せていないとはいえ、「簡単には勝てない相手」。全米オープンへと続く夏のハードコート・シーズンを気持ち良く戦うためにも、きっちり乗り越えたい一戦だ。(ワシントン時事)(2017年08月01日)