2019.09.02 スポーツ

【男子テニス】錦織圭 (290/440)

ウィンブルドン選手権・男子シングルス3回戦で第18シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)に敗れ、コートを去る錦織圭=英国・ウィンブルドン【AFP=時事】 錦織は今大会で初めてシード選手と顔を合わせた。相手は世界ランキング19位のバウティスタ。過去4戦で全勝していたが、芝のコートは今回が初めて。オールラウンダーとの戦いを前に、「主導権を握らないと」と肝に銘じていた。 だが、序盤からブレークチャンスを逃し続けて流れに乗れず、立て続けに2セットを落とした。第3セット第8ゲームではドロップショットを沈め、何と10度目のブレークポイントでやっと相手サービスを破り、このセットを奪い返した。 第4セットは序盤で優位に立ち、流れを変えたかに見えた。だが、サーブが乱れた第4ゲームをブレークされると、第8ゲームも2度のダブルフォールトを犯すなど精彩を欠き自滅。終盤はいら立ちを制御できずにラケットをたたき付ける一幕もあり、「ストレスのたまる戦い。もう少し早く(チャンスを)取れていれば、もっとリラックスしてやれた」と後悔した。 体に大きな故障はなかっただけに、余計に大会第1週での敗退は悔やまれる。四大大会で唯一8強入りしたことがないウィンブルドン。「結果を出したい気持ちは、毎年ある」。また課題を克服できず、やつれた表情を見せた。(ウィンブルドン時事)(2017年07月07日)