2019.09.02 スポーツ

【男子テニス】錦織圭 (277/440)

シティ・オープンの準決勝でプレーする錦織圭。第2シードの錦織は世界8位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に3−6、4−6で敗れた=米ワシントン【EPA=時事】 210キロを超える角度のついたサーブに、攻撃的なストローク。錦織は初めて対戦したA・ズベレフの前に、勝機を見いだせなかった。 ハードコートの中でも特に球足の速いコートのため、低い弾道のフラット系の球に押し込まれ、「攻める兆しが見つからなかった」と視線を落とした。第1セット第3ゲームはラリーで打ち負けてブレークされ、第2セットも序盤にサーブを破られると挽回のチャンスはなかった。 準々決勝まで深夜に及ぶ試合が続き、体力的にきつかったとはいえ、得意のリターンで相手を崩す気配もなかった。「すごい強かったので(攻略は)難しい」と脱帽した。世界ランキングが一つ上の20歳に圧倒された内容に収穫は乏しかった。 今月末には四大大会最終戦の全米オープンが控える。「たくさん試合をすることが(復調への)一番の近道。この後の2大会で多く試合数をこなしたい」。本来の力を発揮するには、もう少し時間が必要なことを痛感させる完敗だった。(ワシントン時事)(2017年08月05日)