2019.09.02 スポーツ

【男子テニス】錦織圭 (289/440)

ウィンブルドン選手権・男子シングルス3回戦でフォアハンドからショットを放つ錦織圭。第18シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)に4−6、6−7、6−3、3−6で敗れ、2年連続の16強進出を逃した。バウティスタには5戦目で初黒星となった=英国・ウィンブルドン(2017年07月07日) 【EPA=時事】 テニスのウィンブルドン選手権第5日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス3回戦で第9シードの錦織圭(日清食品)は第18シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)に4―6、6―7、6―3、3―6で敗れ、姿を消した。 錦織はブレークチャンスをことごとく逃して第1、2セットを連取された。第3セットは第8ゲームをブレークして制したが、第4セットはリードしながら逆転され、サーブが乱れた第8ゲームを落とすなどして完敗した。 世界ランキング9位の錦織は、バウティスタと5度目の対戦で初めての敗戦。2年連続の4回戦進出を逃し、佐藤次郎に並ぶ日本男子最多の大会通算14勝目はならなかった。 テニスのウィンブルドン選手権で7日、男子シングルスの第9シード、錦織圭(日清食品)が3回戦で第18シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)に4−6、6−7、6−3、3−6で敗れた。2年連続の4回戦進出と、佐藤次郎に並ぶ日本男子最多の大会通算14勝目はならなかった。 錦織は毎年のようにこの時期にけがで苦しみ、この大会は昨年まで2年連続で途中棄権。今季も前哨戦で腰などを痛め、不安を残したまま大会を迎えたが、マイケル・チャン・コーチは「全く心配していない」と話していた。 しかし、肝心のプレーで課題が浮き彫りになった。2回戦では世界ランキング122位のセルギー・スタホフスキー(ウクライナ)に1セットを奪われる苦戦。3回戦ではシード選手相手とはいえ、常に守勢に立たされ、11度のブレークチャンスをつかみながら物にしたのは2度だけ。勝負どころで詰めの甘さが目立った。「もどかしさが多くある。(原因は)自分のプレーの仕方なのか、気の持ちようなのか…」と解決策を見いだせていない。 今季は優勝がなく、調子は下降気味。8月下旬に開幕する四大大会最終戦の全米オープンまでに、どこまで復調できるか。「少しずつ自信が付いてくれば、プレーも変わってくると思う」。昨年10月の世界4位から9位まで落ちた錦織は、再浮上に向けて努めて前向きに話した。