2019.09.02 スポーツ

【男子テニス】錦織圭 (296/440)

ウィンブルドン選手権・男子シングルス2回戦でリターンショットを放つ錦織圭。世界ランキング122位のセルギー・スタホフスキー(ウクライナ)と対戦した=2017年7月5日、英国・ウィンブルドン【AFP=時事】 テニスのウィンブルドン選手権第3日は5日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス2回戦で第9シードの錦織圭(日清食品)は世界ランキング122位のセルギー・スタホフスキー(ウクライナ)を6−4、6−7、6−1、7−6で下し、2年連続で3回戦に進出した。3回戦では第18シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)と対戦する。 スタホフスキーは世界ランキング122位。錦織は相手に4ゲームしか与えなかった初戦に続く完勝が期待されたが、芝コートが得意の相手に1セットを奪われた。要所で相手のミスに助けられた3時間15分の熱戦を、「タフな試合だった」と振り返った。 第1セットを奪って迎えた第2セット。ダブルフォールトにつけ込まれて第6ゲームを先にブレークされ、タイブレークでは先にセットポイントを握りながら落とした。その後はスタホフスキーが調子を落とし、第4セットのタイブレークでは、相手のダブルフォールトで転がり込んだマッチポイントを物にした。 過去の対戦成績は錦織の2戦2敗だったが、いずれも6年前の試合。久々の対戦でも思いのほか粘られ、トップ選手として格の違いを示すことはできなかった。 シーズンも後半に差し掛かり、疲労がたまる時期。錦織はこの大会をけがにより2年連続で棄権しており、序盤戦のもたつきは避けたかっただろう。シード選手と当たる次戦に向け、「しっかり回復したい」と自らに言い聞かせるように話した。(ウィンブルドン時事)