2022.11.18 その他

問題発言集 (39/58)

「ナチスの手口に学べば」 麻生太郎副総理兼財務・金融相は2013年8月1日、憲法改正論議に関連し、ナチス政権の手法を肯定したとも取れる自身の発言について、「誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」とのコメントを発表した。内外に批判が広がったことを受け、早期にこの問題での幕引きを図りたい考えとみられる。 財務相が問題の発言をしたのは7月29日。東京都内のホテルでの講演で、「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と述べた。憲法議は静かな環境で進めるべきだとの認識を強調したものとみられるが、ナチス政権の手法を肯定したとも取れる発言だった。 これに対し、米国の反ユダヤ活動監視団体や中国外務省の副報道局長が、発言を非難する声明を相次いで発表するなど国際的に波紋が広がった。国内では、野党などから批判の声が出ていた。 写真は、ナチス政権の手法を肯定したとも取れる自身の発言を撤回し、首相官邸を出る麻生太郎副総理兼財務相=東京・永田町(2013年08月01日) 【時事通信社】