2022.11.18 その他

問題発言集 (51/58)

「ナチ強制収容所の看守役に推薦してあげる」 イタリアのベルルスコーニ首相は2003年7月2日、半年での輪番制のEU(欧州連合)議長国となったばかりの欧州議会で、ドイツ左派系のシュルツ議員から汚職疑惑などを指摘され、「撮影中の映画のナチ強制収容所の看守役に推薦してあげる。あなたならぴったりだ」と暴言を吐いた。この件は、ドイツとの外交問題にまで発展、最終的には謝罪に追い込まれた。 一代でメディアコングロマットをつくりあげた立志伝中の人物、ベルルスコーニ氏は戦後イタリア史上、最長の首相在任期間を誇る一方、数々のスキャンダルと失言でも知られる。失言では「毛沢東時代に、中国では子供を煮て肥料にしていた」「(米オバマ大統領は)若くて、ハンサムで日に焼けている」「同性愛者になるより、美女に熱を上げるほうがいい」などが大きな波紋を広げた。 写真はベルルスコーニ氏(2010年07月28日) 【AFP=時事】