2022.11.18 その他

問題発言集 (48/58)

「社会のくずは処分する」 2005年10月25日、後にフランス大統領となるサルコジ内相は、アフリカや中東からの移民の若者が警察との衝突が繰り返されていたパリ郊外を視察した際、テレビカメラに向かって「社会のくずを一掃する」と語った。 一連の騒ぎは2日後の27日に起きた2人の若者の感電死事故を機に、大規模な暴動に発展。サルコジ氏の発言は事態を悪化させた要因として問題視されたが、その後も若者を「ならず者」呼ばわりするなど、意に介さなかった。 このほかにもサルコジ氏は大統領就任直前の07年5月、前任者のシラク大統領が好きだった相撲について「油で固めてまげを結った肥満男の格闘技で、知的とは言えない」とけなしたり、大統領就任後の08年2月には握手を拒否した男性に対して「とっとと失せろ。この野郎」と毒づいたりした。いずれも従来のフランス大統領のイメージとはかけ離れた問題発言として批判の矢面に立たされた。 写真は仏国民運動連合(UMP)の幹部会に出席するサルコジ内相=パリ(2005年12月06日) 【AFP=時事】