北朝鮮の軍事力 (209/288)

大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)14」型の試射=2017年7月4日【朝鮮通信=時事】 米国防総省は4日、北朝鮮が日本時間4日に発射したミサイルについて、ICBMだったと断定した。ティラーソン米国務長官も同日、ICBM発射と認定し、北朝鮮を強く非難する声明を出した。 米太平洋軍はミサイル発射直後、「中距離弾道ミサイルで、北米に直接の脅威はない」との判断を示していた。しかしICBM発射を断定したことで、米政府は、アラスカ州や米領グアムなどを射程に収める技術を持った北朝鮮の脅威を現実のものとして受け止めざるを得なくなり、トランプ政権が新たな対応を迫られるのは必至だ。 米当局者はNBCテレビに対し、弾道ミサイルの射程は少なくとも約5600キロに達すると語った。この距離ならアラスカが射程に入ることになる。米メディアによると、2段式のICBMの可能性が高いという。