北朝鮮の軍事力 (272/288)

2009年4月5日に北朝鮮が咸鏡北道の舞水端里発射場から打ち上げた弾道ミサイル「テポドン2号」のテレビ映像。北朝鮮は06年にテポドン2号の打ち上げに失敗しており、これはその改良型とみられる。テポドン2改良型は3段式で、液体燃料式と固体燃料式を組み合わせたものとみられるが、詳細ははっきりしない。旧ソ連のロケット技術をベースにしながら、北朝鮮が独自に開発した技術も導入されているとみられる。北朝鮮はこれを「銀河2号」という宇宙ロケットで、人工衛星の軌道投入に成功したと発表しているが、衛星が打ち上げられた形跡はない。長距離弾道ミサイルとしては射程が最大6700キロにも達するとみられ、ハワイや米アラスカ州にも照準を合わせることができる(2009年04月05日) 【AFP=時事】