北朝鮮の軍事力 (31/288)

12日に行われた新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲18」型の試射【朝鮮通信=時事】 朝鮮中央通信は13日、北朝鮮が12日に固体燃料式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験を行ったと伝えた。火星18の発射は2回目で、4月13日以来。金正恩朝鮮労働党総書記が現地指導した。 発射実験は、ミサイルシステムの技術や運用の信頼性を確認する目的で行われた。火星18は3段式で、1段目は標準、2、3段目は通常より高角度の「ロフテッド軌道」に設定。約75分かけて1001キロを飛行し、最高高度は6648キロに達した。日本海の目標水域に正確に落下し、正恩氏は結果に「大満足」したという。周辺国の安全に影響はなかったと主張している。 正恩氏は「戦略兵器の発展において重要な一歩になる」と評価。「米帝(米国)と南朝鮮かいらい逆徒(韓国)が、反共和国(北朝鮮)敵対視政策の敗北を絶望の中で自認し(同政策を)断念するまで、より強力な軍事的攻勢を続けていく」と述べた。c 日韓両政府の発表によると、北朝鮮は12日、平壌周辺から日本海にICBM1発を発射。飛行時間は過去最長の約74分で、北海道・奥尻島西方約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。(ソウル時事)(2023年07月12日)