北朝鮮の軍事力 (196/288)

北朝鮮が行った新兵器の試射=2019年8月10日【朝鮮通信=時事】 11日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は10日、「新兵器」の試験発射を現地指導した。正恩氏は新兵器が「既存の兵器体系とは異なる優れた戦術的特性を持つ」と説明した上で、「党で構想していた新しい兵器が登場した」と述べ、新型ミサイルの可能性を示唆した。 北朝鮮メディアは11日、移動式発射台(TEL)から発射されるミサイルの写真を公開した。北朝鮮は最近の発射で、ロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を基に開発した新型ミサイル「KN23」を試したとされるが、今回の「新兵器」について専門家からは、KN23とは異なる「新たな戦術地対地弾道ミサイル」との見方が浮上している。米軍の地対地ミサイル「ATACMS」に似ているとの指摘もある。