北朝鮮の軍事力 (43/288)

13日に発射された大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」=2023年4月13日【朝鮮通信=時事】 朝鮮中央通信は14日、北朝鮮が13日に固体燃料式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の試験発射を行い、成功したと伝えた。金正恩朝鮮労働党総書記が現地指導した。13日の弾道ミサイル発射を指すとみられる。固体燃料は、注入に時間がかかる液体燃料に比べ短時間で発射でき、探知されにくい特徴がある。 試験発射は、「大出力固体燃料エンジン」の性能や段階的な分離技術を確認する目的で行われた。火星18は3段式で、1段目は標準、2、3段目は高角度と設定し、1段目は東部・咸鏡南道沖10キロ、2段目は北東部・咸鏡北道沖335キロの海上にそれぞれ着弾したという。3段目の行方には言及していない。周辺国の安全に影響はなかったとも主張している。(ソウル時事)