北朝鮮の軍事力 (160/288)

北朝鮮の国防科学院などにより行われた中長距離弾道ミサイル「火星12」の試射=2022年1月30日【朝鮮通信・時事】 31日の朝鮮中央通信は、北朝鮮の国防科学院と第2経済委員会などが30日に中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を実施したと伝えた。日米韓は30日に中距離弾道ミサイルの発射を探知している。同通信は「火星12型兵器システムの正確性と安全性、運用効果性を確認した」と強調した。 火星12は最大射程が約5000キロで米領グアムを射程に収めるとされる。北朝鮮が中距離以上の弾道ミサイルを発射するのは2017年以来。火星12は17年に3回発射実験を実施したことがある。 同通信は、発射実験について「生産装備されている地対地中長距離弾道ミサイル『火星12』を選択的に検閲し、全般的な兵器システムの正確性を検証すること」が目的だと主張。既に火星12を量産し、実戦配備していることを示唆した。