北朝鮮の軍事力 (260/295)

2012年4月15日に平壌で開かれた故金日成主席の生誕100周年の軍事パレードに登場した旧ソ連製SA5地対空ミサイル。高高度用の中距離地対空ミサイルとして1960年代に実戦配備された。核爆弾を搭載して高速度でソ連領内に進入する米国の高高度爆撃機を迎撃するために開発されたが、現在では爆撃機による核攻撃は戦術的にあり得ないため、SA5も本来の役割を失ってしまった。ただ、高高度偵察機の迎撃などには十分有効で、北朝鮮にとっては重要な戦力と言える(2012年04月15日) 【AFP=時事】