北朝鮮の軍事力 (191/295)

戦術誘導兵器の試射。金正恩朝鮮労働党委員長が視察した=2020年3月21日【朝鮮通信=時事】 朝鮮中央通信は22日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が21日、「戦術誘導兵器」の試射を視察したと報じた。北朝鮮は21日に短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体2発を発射しており、報道はこれを指すとみられる。 正恩氏は「最近開発した新型兵器システムと開発中の戦術・戦略兵器システムは国の防衛戦略を変えようという党の戦略的企図の実現に寄与する」と強調。「いかなる敵も領土の外で掃滅させる打撃力を一層堅固にすべきだ」と述べ、軍事力の強化を通じた抑止力向上を訴えた。報道では、試射は「軍部隊に引き渡される新兵器システムの戦術的特性と威力を再び実証し、軍の指揮要員に直接示すことが目的」で行われた。「新兵器」が近く実戦配備される可能性がある。