北朝鮮の軍事力 (294/295)

2001年12月22日に鹿児島県奄美大島沖の東シナ海を航行中の北朝鮮のものと思われる不審船(海上保安庁提供)。海上保安庁の巡視船に追尾され、銃撃戦の後に沈没、乗組員は全員が行方不明となった。翌年9月に引き揚げられ、内部から自動小銃やロケット砲などの武器のほか、小型舟艇、水中スクーターなどが発見された。エンジンを船体前方に配置し、後部を格納スペースにした特殊な構造をしているが、速度が15ノット(時速約30キロ)程度しか出なかったことから、工作員の潜入や情報収集などの特殊作戦用ではなく、覚せい剤密輸などが目的の工作船ではないかとみられている(2001年12月22日) 【時事通信社】