2012年4月15日に平壌で開かれた故金日成主席の生誕100周年の軍事パレードに登場した自走砲。欧米が「M1989」というコードネームで呼ぶ車両と同一とみられるものの、詳しい性能は不明。搭載砲の口径は170ミリで、旧ソ連が供与した沿岸防備用カノン砲を流用したとされるが、はっきりしたことは分からない。砲身が極めて長く、射程距離は40キロ程度とみられるが、ロケット補助推進弾を使用することで、軍事境界線付近から韓国のソウルを射程内で納めることができるとの説もある。ただし、自動装てん装置はなく、発射速度(単位時間当たりの発砲回数)はさほど高くないとみられる。車体の後部には大型の駐鋤(ちゅうじょ=地面に打ち込んで車両を固定する器具)が折りたたまれており、発砲時にはこれを使って反動を受け止める(2012年04月15日) 【AFP=時事】
2022.10.18
自動車・航空・軍事
北朝鮮の軍事力 (247/295)
2012年4月15日に平壌で開かれた故金日成主席の生誕100周年の軍事パレードに登場した自走砲。欧米が「M1989」というコードネームで呼ぶ車両と同一とみられるものの、詳しい性能は不明。搭載砲の口径は170ミリで、旧ソ連が供与した沿岸防備用カノン砲を流用したとされるが、はっきりしたことは分からない。砲身が極めて長く、射程距離は40キロ程度とみられるが、ロケット補助推進弾を使用することで、軍事境界線付近から韓国のソウルを射程内で納めることができるとの説もある。ただし、自動装てん装置はなく、発射速度(単位時間当たりの発砲回数)はさほど高くないとみられる。車体の後部には大型の駐鋤(ちゅうじょ=地面に打ち込んで車両を固定する器具)が折りたたまれており、発砲時にはこれを使って反動を受け止める(2012年04月15日) 【AFP=時事】