北朝鮮の軍事力 (215/295)

北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」試射の瞬間を捉えた連続写真[2017年7月29日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)より]【時事通信社】 朝鮮中央通信は29日、北朝鮮が28日夜に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の試験発射を実施し、成功したと伝えた。金正恩朝鮮労働党委員長が試射に立ち会い、「米本土全域がわれわれの射程圏内にあることがはっきりと立証された」と強調。従来の早朝や午前中と違い、異例となる深夜の発射を受け、「任意の地域、場所から任意の時間にICBMを奇襲発射できる能力が誇示された」とも主張した。 同通信によると、ICBMの最高高度は3724.9キロ、飛行距離は998キロ。47分12秒間飛行し、公海上に設定された目標水域に「正確に着弾した」としている。北朝鮮は、4日に発射した初のICBMは高度が2802キロ、飛行距離は933キロで、39分間飛行したと公表したが、今回はすべてで更新し、技術の向上を印象付けた。