北朝鮮の軍事力 (225/295)

2017年3月6日に発射されたとみられる北朝鮮の弾道ミサイルと、発射を見守る金正恩朝鮮労働党委員長(左)[朝鮮労働党機関紙・労働新聞電子版より]【時事通信社】 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は7日、在日米軍攻撃を担当する部隊による弾道ミサイル訓練が行われ、4発の同時発射に成功したと報じた。金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会ったという。朝鮮労働党機関紙・労働新聞は発射の瞬間をとらえた写真を1面に掲載した。 在日米軍を標的として想定した訓練は異例。核弾頭部の扱いや迅速な作戦遂行能力を評価することが目的とされ、核攻撃を念頭に置いたミサイル能力を誇示する狙いがある。北朝鮮は6日、北西部から日本海に向け、弾道ミサイル4発を発射。うち3発は日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したと推定されており、これを指すとみられる。 韓国軍当局者は7日、北朝鮮が発射したミサイルについて「スカッド改良型とみている」と述べた。韓国メディアは射程約1000キロのスカッドER型と伝えた。