北極フォトアルバム〜海洋、気象、生態系 (86/96)

【氷河・氷床・海洋観測:グリーンランド】 カナック氷帽での質量収支観測の様子。氷床よりも小さく、独立した山の頂上や、北極の島々を覆う5万平方キロ未満の帽子状の氷河を氷帽と呼ぶ。氷床・氷帽や氷河は、年々降り積もる雪と融解で失われる氷のバランスによって収支が成り立っているので、質量収支観測では前年に設置したポールの高さを測定し、降雪・融解量の変化をモニタリングする。こうした継続的な現地観測によって、近年の北極域の環境変化を明らかにしようとしている。(北海道大学・大橋良彦/2016年7月2日撮影)[国立極地研究所提供] 【時事通信社】