2022.02.07 スポーツ

【スピードスケート】小平奈緒 (85/266)

平昌五輪を振り返るトークショー後に握手する小平奈緒(左、相沢病院)と李相花(韓国)=2018年4月19日、東京都内【時事通信社】 2月の平昌五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルを争った小平奈緒(相沢病院)と李相花(韓国)が19日、東京都内で韓国大使館が主催したトークショーに出席し、大舞台を回顧した。 リンク以外でも親交の深い日韓のエース。互いの印象について、金メダルの小平は李相花を「普段はおしゃれな女の子なのに、リンクでは理想的な姿勢を持ったアスリート」と敬意を表した。 地元開催の五輪で敗れて銀メダルとなった李は「奈緒は競技を離れると励ましてくれる。だから涙が出た」とレース直後の心情を振り返った。小平が「私の方が年長なのに、サンファは友達のように接してくる」と冗談交じりに言うと、李は「彼女はプライベートでは子供のようだから」とにっこり。 国境を越えた友情は世界中から称賛された。「平昌で私はたまたま金を取れたが、たとえ成し遂げられなくても、やり遂げることはできる」。3度目の五輪で夢をかなえた小平は、敗者の気持ちも思いやりながら振り返った。