【2021年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (2/20)
【国内2位】コロナ長期化、進むワクチン接種 新型コロナウイルスは、2021年も猛威を振るった。より感染力の強い変異株が世界中で次々と現れ、国内では年初から繰り返し感染拡大の波に襲われた。インドで初確認されたデルタ株は東京五輪期間中の「第5波」を引き起こし、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)で入院できずに自宅で死亡するケースが相次いだ。政府は新たに出現したオミクロン株による感染再拡大に警戒を強めている。 国内では、2月から医療従事者へのワクチン接種を開始し、4月以降は高齢者らに対象が広がった。スタートは海外と比べ出遅れたものの、その後、急ピッチで進み、全国民の約8割が2回接種を完了。接種率は先進7カ国(G7)でトップとなった。12月には医療従事者への3回目接種が始まり、年明けから高齢者へも行われる見通しだ。 写真は、注射器に吸入される新型コロナウイルスのワクチン=2月17日、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター 【時事通信社】