【2021年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (3/20)
【国内3位】菅首相1年で退陣、後継は岸田氏 菅義偉首相は9月3日、自民党総裁選に出馬せず、退陣する意向を表明した。官房長官として支えた安倍政権を引き継ぎ昨年9月に就任。デジタル庁設置や地球温暖化対策、携帯電話料金値下げなどに取り組んだが、新型コロナウイルス対応で「後手」批判を浴び、内閣支持率は低迷。党内の求心力も失い、出馬断念に追い込まれた。 後継を争う党総裁選は、2度目の挑戦となった岸田文雄前政調会長が、河野太郎規制改革担当相らを破った。10月4日召集の臨時国会で首相に就任すると、直後に衆院解散・総選挙に踏み切り、勝利した。「成長と分配の好循環」を掲げる岸田政権は、新型コロナ対策と経済再生の両立に向け、過去最大規模の2021年度補正予算案を編成。「新しい資本主義」の実現なども目指している。 写真は、自民党総裁選で岸田文雄新総裁(右)から花束を贈られた菅義偉首相=9月29日、東京都港区 【時事通信社】