宇宙の神秘 コズミックフォト (10/215)

ハロウィーンを控え公開された、亡霊の顔のような画像。7億400万光年先で二つの銀河が衝突している様子をハッブル宇宙望遠鏡で撮影した(NASA、ESA提供)【AFP時事】 宇宙をさまよう亡霊−。米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)はハロウィーンを控え、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影した顔のような画像を29日までに公開した。 地球から7億400万光年離れた所で二つの銀河が衝突している様子であり、目に見えるのはそれぞれの銀河の中心部。顔の輪郭を形成しているのは若く、青白く輝く恒星だという。10億年から20億年かけて完全に合体するとみられる。 この衝突中の銀河は、米天文学者ホールトン・アープ氏らによる特異な銀河のカタログに「AM2026−424」として掲載されている。銀河の衝突、合体の観測は、成長過程の解明に役立つという。(2019年10月29日)