宇宙の神秘 コズミックフォト (37/215)

木星に接近する米航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー」の想像図[NASA提供]【時事通信社】 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)が約5年前に打ち上げた木星探査機「ジュノー」は2016年7月4日(日本時間5日)、木星を周回する軌道に入った。今後1年8カ月間で37周して各種観測を実施し、木星や太陽系の成り立ちを解明するのに役立つデータを収集する。 2011年8月に打ち上げられたジュノーは、探査機本体から3方に伸びた太陽電池パネルが特徴。本体は高さ・直径ともに3.5メートルで、パネルを合わせた総延長は20メートルに達する。 太陽系最大の惑星である木星は、直径が地球の約11倍あり、厚い大気で覆われている。ジュノーは木星の極の上を通過する軌道を回り、画像やデータを集める。極に現れるオーロラの撮影も期待されている。