宇宙の神秘 コズミックフォト (19/215)

米航空宇宙局(NASA)などがガンマ線天体の新たな星座名に採用した「ゴジラ」(NASA提供)【時事通信社】 東宝は18日、米航空宇宙局(NASA)と世界の研究機関でつくる「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」研究チームが、ガンマ線を発する天体を結んで作成した計22の星座の一つに同社の映画に登場する怪獣「ゴジラ」の名を付けたと発表した。 東宝によると、ブラックホールなどの周りでガンマ線粒子がジェット状に光を放つガンマ線バースト現象が、ゴジラが吹く放射熱線に似ているのが理由だという。星座は同望遠鏡を使って人間の肉眼で見える星の数に匹敵する3000以上の天体を発見したことなどを記念して作成された。国際天文学連合(IAU)が定義している一般に知られた88星座とは異なる。 日本関係では「富士山」も星座名になった。他にも「超人ハルク」「星の王子さま」「エンタープライズ号」といった宇宙やSFに関連したものなど、遊び心あふれる星座名となっている。(2018年10月18日)