2022.06.02 その他

世界のオークション (37/155)

米バンド「ニルヴァーナ」のボーカル、故カート・コバーンが1993年にステージで着ていたカーディガン=2019年10月21日、ニューヨーク【AFP時事】 【ニューヨークAFP時事】1990年代前半にオルタナティブ・ロック「グランジ」で世界を席巻したバンド「ニルヴァーナ」のボーカル、故カート・コバーンが着ていたカーディガンが、ニューヨークで25、26の両日行われた競売に出され、33万4000ドル(約3600万円)で落札された。たばこの火で焦げて穴が開き、一度も洗濯したことがないという。 カーディガンは94年の死の前年のステージで、コバーンが着ていた。米競売商ジュリアンズ・オークションは「ステージ衣装なんて着なかったカートは『グランジ』の姿を確立した。このカーディガンは聖なる遺物だ」と解説した。「汚い」という意味の「グランジ」は、80年代の華やかなロック・シーンの対極を突き、世界の音楽を一変させたが、コバーン自身は27歳で自殺した。