2022.06.02 その他

世界のオークション (5/155)

タイタニック号のウルグアイ人乗客が沈没の数日前に書いた手紙(競売商ソリージャ・スバスタス提供)=2023年6月30日【時事通信社】 豪華客船タイタニック号が沈没する数日前、南米ウルグアイ人の当時71歳の男性乗客が投函(とうかん)した手紙が30日、競売に掛けられ、報道によると、1万2000ドル(約173万円)で落札された。 ウルグアイの競売商「ソリージャ・スバスタス」によると、手紙は船を所有していた英「ホワイト・スター・ライン」社のロゴマークが入った便箋2枚で、1912年4月11日付でウルグアイのきょうだいに宛てて書かれた。タイタニックの大きさに「魅せられた」などと興奮した感情がつづられ、受取人が書いたとみられる「親愛なるラモンが書いた最後の手紙」という文言も見られる。便箋は水で汚れた形跡がある。 手紙は船が最後に寄港したアイルランドの港町クイーンズタウン(現コーブ)から発送された。タイタニックは大西洋上で氷山に衝突し、同月15日に沈没した。