練習する宇野昌磨=2018年2月7日、韓国・江陵【時事通信社】 フィギュアスケート男子でメダル候補の宇野昌磨(トヨタ自動車)が7日、本番リンクで初練習した。3種類の4回転ジャンプを何度も跳び、モニターで確認しながら精力的に調整。「きょうの練習は良かった」と最初の手応えを口にした。 このところ回り過ぎて着氷が乱れがちだったトーループは単発、連続ジャンプとも好調だった。1月下旬の四大陸選手権フリーで回転不足を取られたループ、フリップもまずまず。「五輪はいつもより体が動かないことが多くて難しいのかなと思うが、練習してきたことを悔いの残らないように最後まで出したい」と話した。 個人戦の前に、9日から団体が始まる。これまでの宇野はチーム戦で足を引っ張らないことを気にするあまり、攻めの演技ができないことがあった。「今回は自分が全力を出せるように思い切りやりたい。少しでも貢献して、その経験を個人戦に生かせたらいい」と意気込みを語った。