F4EファントムII 韓国中部・世宗特別自治市の上空を飛行する韓国空軍第152戦闘飛行隊所属のF4E戦闘機。韓国空軍のF4ファントムIIの使用歴は古く、1969年から88年の間に米国から92機のF4Dの供与を受けたほか、78年から4回に分けて103機のF4Eを譲渡されている。F4Dは2010年までに全機が退役したものの、F4Eは3個飛行隊が展開し、70機程度が稼働しているとみられる。 F4Eは全長19.2メートル、全幅11.7メートル、エンジンは米ゼネラル・エレクトリック社製J79GE17Aを2基搭載し、最大速力はマッハ2.2に達する。韓国空軍が調達したF4Eのうち19機は米軍の中古ではなく新造機だが、運用歴が50年を超える機体もあり、老朽化が進んでいる。このため、順次退役し、新規に導入されるステルス戦闘機F35Aに代替される予定だ。(2019年04月02日) 【EPA時事】

韓国の空軍力