エアテックCN235−200 ソウル基地を離陸する韓国空軍のCN235輸送機。CN235はスペインのCASA社とインドネシアのIPTN(現インドネシアンエアロスペース)社が共同開発したターボプロップ双発の多用途輸送機で、両社が出資したエアテック社が販売を担当している。生産はスペイン、インドネシアの両国で行われ、「−200」はインドネシア製。韓国空軍では20機を導入した。写真の機体は胴体にハングルで「大韓民国」とだけ表示した民間機仕様だが、これは大統領専用機として使用されているためで、軍用機として登録され、韓国空軍が運用している。 CN235は全長21.4メートル、全幅25.8メートル、旅客機仕様では最大44席を設けることができる一方、輸送機とする場合、胴体後方に貨物積み下ろし用のランプドアを設置し、大型貨物コンテナを4個、兵員であれば最大48人を運ぶことができる。エンジンは出力1750馬力の米ゼネラル・エレクトリック社製GECT7−9Cターボシャフトエンジンを2基搭載、短距離離着陸性能にも優れ、−200の場合、離陸は100メートル程度、着陸も700メートル弱の距離で可能。(2020年02月18日) 【EPA時事】

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韓国の空軍力