F15Kイーグル 韓国空軍で最も大きな打撃力を持つ戦闘機で、米空軍が使用しているF15Eがベースとなっているが、エンジンやアビオニクス(航空機搭載電子機器)をアップグレードする形で開発された。初号機は2005年3月に初飛行、同年10月から順次引き渡しが始まり、韓国空軍は合計50機を調達した。全長19.4メートル、全幅13.1メートルの機体サイズはF15Eと同じだが、エンジンのほか、前部胴体や主翼など一部コンポーネントが韓国国内でライセンス生産された。 搭載兵装はAIM9X空対空ミサイル、AGM84ハープーン空対艦ミサイル、SLAM/ER空中発射巡航ミサイル、JDAM統合直接攻撃弾など、対空、対艦、対地いずれの攻撃目標にも対応できる。F15Eがベースなだけに対地攻撃能力は高く、有事の際には戦術爆撃の主力として期待されている。(2015年08月22日) 【EPA時事】

韓国の空軍力