2019.05.13 その他

新元号は令和 (76/82)

トヨタ自動車の入社式で、新入社員にあいさつをする豊田章男社長=2019年4月1日、愛知県豊田市の同本社【時事通信社】 新年度のスタートに合わせ、多くの企業が1日、入社式を開催した。同日に新元号「令和」が発表され、今回の入社式は「平成」最後。米中貿易摩擦の激化や10月の消費税率の引き上げなどで、景気の先行きに懸念が高まる中、企業トップは新たな時代での飛躍を誓い、新入社員らの挑戦や活躍に期待を示した。 三井住友銀行の高島誠頭取は「誰もが新しい時代に向けて希望を膨らませるまさにその日に、皆さんは社会人としての一歩を踏み出した」とエールを送った。ローソンの竹増貞信社長は「新しい時代に変わっても、変化に対応していく仕事は変わらない」と呼び掛けた。 日本航空グループは羽田空港で入社式を開催。フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さんが新入社員向けのイベントに登場している最中、会場に設置した大型スクリーン上で新元号が紹介されると、新入社員らからどよめきが起きた。 トヨタ自動車は愛知県豊田市の本社で入社式を行った。豊田章男社長は出席した約1500人の新入社員を前に技術の加速に言及し、「トヨタが新しい時代に適合し生き抜くことができるのか、それとも終わりを迎えるのか瀬戸際の時代に入社した」と危機感をあらわにした。