2019.05.13 その他

新元号は令和 (23/82)

「つくば牡丹園」(茨城県つくば市)で「令和」と命名される新品種のシャクヤク。写真は2年前に咲いた時のもの(同園提供)【時事通信社】 約6万株のシャクヤクなどが花を咲かせる日本一のボタン庭園「つくば牡丹園」(茨城県つくば市)が、新元号にあやかり、独自に開発したシャクヤクの新品種に「令和」と名付けることを決めた。5月ごろから見頃を迎える予定で、「多くの人に観賞してもらうきっかけになれば」と期待している。 この新品種のシャクヤクは、同園が約20年前から品種の改良や交配を繰り返して育ててきた。長い間、花が咲いたり、咲かなかったりを繰り返していたが、この3年は毎年開花。来園者からの人気も高く、新元号にちなんだ名前を付けることを決めた。 同園によると、普通のシャクヤクは花びらが丸みを帯びているものが多いが、この新品種は細長くとがっている。白色にピンク色をちりばめたような見た目も珍しく、品種登録も検討しているという。 関浩一園長(58)は「平成の間は咲かない年もあったが、ようやく安定して咲き始めた。『厳しい寒さの後に春の訪れを告げる』という新元号の由来と重なる部分もある。病気などをせず、長生きする花になってほしい」と話している。(2019年04月04日)