2019.05.13 その他

新元号は令和 (39/82)

自身の名刺を示す鎌倉市商店街連合会の高橋令和(のりかず)さん=2019年4月1日、鎌倉市【時事通信社】 名前が新元号と同じ漢字の鎌倉市商店街連合会(神奈川県)の高橋令和会長(76)は、「感激した。まさか自分の名前と全く同じ漢字とは」と驚いた様子。「友人からは『れいわ』と呼ばれることが多く、耳慣れている」と話し、「次の時代も平和で、みんなが豊かになってほしい」と思いを語った。 会社役員松浦令和さん(45)=静岡県藤枝市=は仕事中、父親(74)からの電話で新元号を知った。「規律正しく、和やかな性格に育ってほしい」との思いで、両親が付けた名前。読み方は「のりかず」だが、友人らから祝福のLINEがたくさん届いた。松浦さんは「全く想像していなかった。自分が時代をつくるわけではないが、犯罪などのない平和な時代になれば」と話した。 愛知県刈谷市の会社員池田令和さん(45)は「自分にとっては慣れ親しんだ名前だが、公のものになり、みんなが覚えていく言葉になると思うと気恥ずかしい」とはにかんだ。「これからは名前の字を説明するとき、『元号の令和です』と言えばいいので楽になる」と笑った。 名前には「人の上に立つ場合は、和やかに取りまとめよ」との思いが込められているという。池田さんは「昔から、いい名前をありがとうと思っていた」と両親に感謝した。 新元号と同じ読み方の禮和保育園(千葉県我孫子市)の職員は「新元号が示す通り、人との和を大事にして、何にでも協力していける大人に育ってほしい」と園児の成長を願った。