宇宙の神秘 コズミックフォト (28/218)

米航空宇宙局(NASA)が公開した、史上最も近距離から撮影された木星の大赤斑=2017年7月12日公開【AFP=時事】 木星の表面に浮かぶ巨大な赤い円形の模様「大赤斑」を、観測史上最も近距離となる上空9000キロメートルから撮影することに米航空宇宙局(NASA)が成功した。木星探査機「ジュノー」が米時間10日に撮影した画像を12日に公開した。 NASAの専門家は「何百年も科学者たちが観測し、驚き、分析してきたのが大赤斑だ。その写真で史上最も良いのを手に入れた」と述べた。木星は、太陽系最大の惑星。大赤斑は、木星を覆う雲に表れた巨大な嵐の渦とみられ、4月3日時点の直径は1万6000キロ。地球が一つのみ込まれてしまう大きさだ。ジュノーは2011年に打ち上げられ、木星近くに昨年到着して観測に入った。