宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した水星の磁気圏探査機(MMO)が完成し、相模原市のJAXA宇宙科学研究所で3月15日、報道陣に公開された。欧州宇宙機関(ESA)が開発した大型の表面探査機(MPO)と組み合わされ、アリアン5ロケットに搭載。来年7月以降に南米のフランス領ギアナから打ち上げられ、2024年1月に水星周回軌道に投入される予定。 この日欧の「ベピコロンボ計画」は、水星の磁気圏や表面地形などの観測を通じて内部構造を探り、水星をはじめ金星、地球、火星の「地球型惑星」ができた過程の解明を目指す。日本のMMOは本体が直径1.8メートル、高さ約1メートルの八角柱形で、重さ約280キロ。開発費は152億円。欧州側の運用で水星を南北に周回する軌道に投入されてから、アンテナや磁場計測マストを展開する。 写真は、磁気圏探査機(MMO)の想像図〔JAXA提供〕 【時事通信社】
2022.09.01
自然・ユニーク
宇宙の神秘 コズミックフォト (52/218)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した水星の磁気圏探査機(MMO)が完成し、相模原市のJAXA宇宙科学研究所で3月15日、報道陣に公開された。欧州宇宙機関(ESA)が開発した大型の表面探査機(MPO)と組み合わされ、アリアン5ロケットに搭載。来年7月以降に南米のフランス領ギアナから打ち上げられ、2024年1月に水星周回軌道に投入される予定。 この日欧の「ベピコロンボ計画」は、水星の磁気圏や表面地形などの観測を通じて内部構造を探り、水星をはじめ金星、地球、火星の「地球型惑星」ができた過程の解明を目指す。日本のMMOは本体が直径1.8メートル、高さ約1メートルの八角柱形で、重さ約280キロ。開発費は152億円。欧州側の運用で水星を南北に周回する軌道に投入されてから、アンテナや磁場計測マストを展開する。 写真は、磁気圏探査機(MMO)の想像図〔JAXA提供〕 【時事通信社】