001A型航空母艦 建造用のドックから進水し、タグボートに引かれて艤装場所に向かう中国の001A型航空母艦。飛行甲板は、前端に傾斜をつけたスキージャンプ式の発艦用部分と、船体の中心軸に対して斜めに設置された着艦用のアングルドデッキに分かれ、航空機の運用については遼寧と同じ短距離離陸拘束着艦(STOBAR)方式であることが分かる。ただし、この写真が撮影された段階では着艦した艦載機を制止するアレスティングワイヤーは装備されていない。 飛行甲板と格納庫をつなぐエレベーターは、艦橋の前後2カ所の舷側に設けられている。エレベーターの配置は遼寧と同じだが、001A型の艦橋は前後の長さが遼寧よりも短くなっており、その分、飛行甲板上の駐機場所が広がり、艦載機の運用に余裕が生じる。飛行甲板前部の傾斜は、遼寧の14度より、やや緩やかになったようにも見える(2017年04月26日) 【EPA=時事】