W杯総合優勝を決め、笑顔でポーズを取る小林陵侑=2019年3月10日【時事通信社】 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は10日、オスロで個人第23戦(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、小林陵侑(土屋ホーム)が127メートルと126メートルを飛んで5位に入り、日本男子初の総合優勝を決めた。1979〜80年シーズンに始まったW杯ジャンプ男子で、総合優勝は昨季まで欧州勢が独占していた。 今季11勝の小林陵の総合得点は1665点。今季2勝で総合2位のカミル・ストッフ(ポーランド)とは500点差がつき、残り5戦でストッフが全勝(1勝100点)して追い付かれてもシーズン勝利数で上回るため、規定により総合優勝が決まった。