【2023年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (14/20)
【海外7位】異常気象、各地で災害 異常気象の影響とみられる自然災害が各地で相次いだ。8月には米ハワイ州マウイ島で、大規模な山火事により約2200棟が全半焼。約100人が死亡するなど甚大な被害を引き起こした。9月には、リビア東部で暴風雨により二つのダムが決壊し、大規模な洪水が発生。推計1万人超の死者・行方不明者が出た。 また、7月は観測史上最も暑い月となり、グテレス国連事務総長は「地球沸騰化の時代が来た」と警告。12月には、欧州連合(EU)の気象情報機関が世界の平均気温が11月まで6カ月連続で観測史上最高を記録したと発表。過去10万年で最も暑い年になる可能性も指摘されている。こうした状況を受け、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)は12月、化石燃料「脱却」で初めて合意した。 写真は、山火事で被災した米ハワイ州マウイ島西部ラハイナの市街地=8月10日 【AFP時事】