【2023年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (11/20)
【国内6位】将棋・藤井が初の八冠制覇 将棋の藤井聡太七冠は10月11日、第71期王座戦第4局で永瀬拓矢王座を破り奪取、八大タイトルを独占する八冠となった。全冠制覇は、羽生善治九段の七冠(1996年)以来4人目。2017年に叡王戦が加わり八つのタイトルとなってから初の快挙。 今年初めは五冠だったのが、3月に棋王を奪取。6月には最も歴史がある名人を20歳10カ月の最年少で獲得した。八冠誕生で将棋ファンの裾野は広がり、自分は指さないが対局を観戦する「観(み)る将」が今年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた。内閣総理大臣顕彰も授与された。八冠になり初めて臨んだ竜王戦は4連勝で防衛し3連覇。タイトル戦19連覇で、大山康晴十五世名人(1923〜92年)の連続獲得記録に並んだ。 写真は、王座を奪取し、史上初の八大タイトル制覇に笑顔の藤井聡太八冠=10月11日、京都市東山区 【時事通信社】