2023.12.26
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【2023年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (5/20)
【国内３位】原発処理水放出、中国は反発 東京電力福島第１原発にたまった、放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出が８月始まった。２０１１年の原発事故で溶け落ちた核燃料（燃料デブリ）冷却などで生じた汚染水は浄化処理して原発敷地内に設けた１０００基超のタンクに保管してきたが、燃料デブリ取り出しに向けた敷地確保のため、国の安全基準未満になるよう大量の海水で薄めた上で、約１キロ沖合から海に流す。 ３０年程度かけて約１３４万トンを全て放出する計画で、今年は３回にわたり実施。政府や東電は風評被害防止に向け周辺海域の海水や水産物を検査しており、全て国の基準値を下回った。政府は国際社会に理解を求めているが、中国やロシアは日本産水産物の禁輸に踏み切るなど反発。国内各地に中国発信とみられる嫌がらせ電話が相次いだ。 写真は、処理水の海洋放出が開始された東京電力福島第１原発＝８月２４日、福島県[時事通信チャーター機より] 【時事通信社】
