【2023年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (4/20)
【海外2位】生成AIに脚光、規制も課題に 利用者の簡単な指示に応じて文章や画像を自動で作る生成AI(人工知能)が、その性能の高さから一躍脚光を浴び、急速に普及が進んだ。2022年11月に一般公開された米オープンAIの対話型AI「チャットGPT」に対抗しようと、グーグルやメタに代表される米IT大手が次々と参入。中国企業なども開発を加速させている。影響力で産業革命に匹敵するとも言われる先端技術を巡る覇権争いが激化している。 一方、情報流出や誤情報の拡散、著作権侵害などへの懸念拡大を受け、世界で規制に向けた議論も活発化した。日本を含む先進7カ国(G7)は12月、開発者や利用者らの責務をまとめた「国際指針」で合意。安全性を担保するための国際的なルールづくりが喫緊の課題になっている。 写真は、米オープンAIと、同社の対話型AI(人工知能)「チャットGPT」のロゴマーク 【AFP時事】