【2023年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (6/20)
【海外3位】ウクライナ戦況こう着、ワグネル反乱 ウクライナ侵攻を続けるロシアは5月、東部ドネツク州の要衝バフムトを激戦の末、制圧した。ウクライナ軍は6月に東部と南部で反転攻勢を開始。だが、ロシア軍が敷いた強固な防衛線に苦戦を強いられ、奪還した領土はわずかにとどまる。侵攻2年目に入り、欧米諸国には「支援疲れ」が顕在化。ウクライナ軍の反攻は停滞し、戦況はこう着状態に陥った。 一方、侵攻の先兵となったロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が6月下旬、反旗を翻した。南部軍管区司令部を占拠し、モスクワに向けて進軍。ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲裁に入り、反乱は1日で終結したが、プーチン政権の権威を揺るがした。プリゴジン氏は8月、搭乗していた自家用ジェット機が墜落し、死亡した。 写真は、ウクライナ東部バフムトに立つロシアの民間軍事会社ワグネル創設者プリゴジン氏(中央)とされる画像=5月20日にプリゴジン氏の関連会社コンコルドが通信アプリ「テレグラム」に投稿した動画より 【AFP時事】