【2023年】時事通信社が選ぶ10大ニュース特集 (3/20)
【国内2位】新型コロナ「5類」移行 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日、それまでの「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、緊急事態宣言を含む行動制限の措置がなくなった。政府が一律で要請してきた感染対策は個人の判断に委ねられ、社会経済活動が正常化に向かった。 新型コロナは2020年1月に初めて国内で感染者が確認され、患者の入院勧告や就業制限などの措置が取られてきた。5類移行後はホテルなどで感染者を隔離する「宿泊療養」は原則廃止され、新規感染者数の集計方法が変更された。入国者に対し、ワクチンの接種証明書などを求める水際対策も緩和され訪日客が急増。観光地には人があふれ、地元住民の生活などに悪影響が及ぶオーバーツーリズム(観光公害)も再燃した。 写真は、訪日外国人観光客でにぎわう浅草寺の雷門=10月18日、東京都台東区 【時事通信社】