2021.12.07 スポーツ

【大相撲】照ノ富士 (24/101)

大関再昇進の伝達を受ける照ノ富士(中央)と伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)夫妻=2021年3月31日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋[代表撮影]【時事通信社】 日本相撲協会は31日午前、東京・両国国技館で夏場所(5月9日初日、同国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇照ノ富士(29)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=の大関再昇進を満場一致で決めた。同場所は4大関となる。 相撲協会の使者として高島親方(元関脇高望山)と浅香山親方(元大関魁皇)が東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で昇進を伝えた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)らとともに出迎えた照ノ富士は、「謹んでお受けいたします」とシンプルに口上を述べた。 現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降、大関から関脇へ転落した場所で10勝以上すれば復帰できる特例があるが、これによらない返り咲きは、77年の魁傑以来2人目。 照ノ富士は両膝のけがなどもあって序二段まで番付を下げながら再起。先の春場所で3度目の優勝を果たし、三役に戻った昨年11月場所からの3場所で計36勝の好成績を挙げた。