2019.11.18 スポーツ

【大相撲】珍しい決まり手 (7/126)

三所攻め 大相撲九州場所8日目・石浦(左)は三所攻めで錦木を下す=2019年11月17日、福岡国際センター【時事通信社】 【解説】文字通りに三カ所を同時に攻める技。相手の片方の足に「内掛け」か「外掛け」を仕掛け、もう一方の足を手で取るかすくい、頭で胸を押してあおむけに倒す。 三所攻めといえば舞の海が有名。1993年秋場所初日の巴富士戦。潜り込んで得意の左四つになると、左足で内掛け、右手で足を取り、頭は胸につけたまま出て相手をあおむけにした。 身長170センチ、体重100キロに満たない舞の海は、91年九州場所の初顔合わせで体重が2倍以上の曙を三所攻めで揺さぶった後に内掛けで破っている。 19年九州場所8日目には石浦が錦木戦で見せた。決まり手が外掛けから変更され、幕内では舞の海以来、26年ぶりに記録。「初めて。アマチュア時代にもやったことはない」と驚いた。