引退記者会見で手を振るフィギュアスケート女子の本田真凜=東京都新宿区【時事通信社】 フィギュアスケートの元世界ジュニア女王で、今季限りでの現役引退を表明した本田真凜(22)=JAL=が2024年1月11日、東京都内で記者会見した。真っ白なパンツスーツ姿で笑顔を見せ、「どんなときを振り返っても全ての思い出にスケートがある。幸せな競技生活だった」と万感の思いを込めた。 14歳だった2016年世界ジュニア選手権で優勝。高い人気を誇り、音楽を表現する滑りと演技の芸術性で将来を嘱望されたが、シニアで伸び悩んだ。「どんなときもカメラの方が一緒。幸せだと思うこともたくさんあったが、つらいと思うこともあった」と振り返った。 大学4年生での引退を以前から決めていたという。最後となった昨年12月の全日本選手権は負傷もあって最下位。「この演技で最後になるんじゃないかなと思っていた。どうしても頑張りたいという思いで最後まで走り続けられた」と語った。 引退後はプロスケーターを軸に活動していく。「今後もスケートを滑り続けたいし、チャンスがあれば、いろんなことにも新しく挑戦していきたい」と語った。