【冬季五輪】「銀盤の記憶」女子フィギュアスケート (24/49)
2006年 トリノ冬季五輪 フィギュアスケート女子シングルで優勝、日の丸をまとい、金メダルを見せる荒川静香【時事通信社】 ショートプログラム(SP)3位の荒川静香(プリンスホテル)がフリーで125.32点の高得点をマーク、SPとの合計191.34点で逆転優勝、金メダルに輝いた。日本勢にとっては今大会初のメダル。また、日本人のフィギュアスケートでのメダルは、1992年アルベールビル大会で伊藤みどりが銀メダルを獲得して以来2人目となった。 SPトップのサーシャ・コーエン(米国)が銀メダル。同2位のイリーナ・スルツカヤ(ロシア)は銅メダルに終わり、ロシア勢のフィギュア全種目制覇はならなかった。村主章枝(avex)はSPに続いて自由も4位で総合4位。メダルに一歩及ばなかった。SP8位の安藤美姫(愛知・中京大中京高)はミスが響いて15位に終わった。 荒川は21番目で登場。ほぼ完ぺきに近い演技を見せ、2度の転倒で得点を伸ばせなかったコーエンを抜いてトップに立った。最終滑走のスルツカヤもジャンプで転倒するなどミスが目立ち、荒川に届かなかった。(2006年02月23日)